その他

2020年2月 4日 (火)

越冬交代式

こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

今日は、二十四節気の1つ「立春」ですね。
暦の上ではもう春。関東は今日は穏やかな日ですsun
ただ、今週の後半はまた冬将軍到来とのことsnow
もうしばらく防寒服は欠かせなさそうです。

ところで、毎年この時期に昭和基地で行われるのが「越冬交代式」です。
「越冬交代式」とは、前の隊から次の隊に基地の維持管理・運営を引き継ぐことです。

今年の越冬交代式は、2月1日(土)9:30~行われました。
式には第60次南極地域観測隊の越冬隊31名、第61次越冬隊30名、
そして第61次夏隊、南極観測船「しらせ」艦長、乗員らが参加。

この式をもって、昭和基地の実質的な管理・運営が第60次越冬隊から
第61次越冬隊に引き継がれました。

詳しくは、観測隊ブログをご覧くださいconfident


交代式を終えた第60次越冬隊は、「しらせ」に乗り込み、第61次夏隊と共に帰国します。

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オーストラリアまでは「しらせ」に乗って行き、そこから先は飛行機で日本へ。
日本で待っている観測隊員のご家族は、再会が待ち遠しいでしょうね。
これからオーストラリアまでの長い船旅が始まり、帰国はもう少し先です。

航海の安全と、第61次越冬隊の活躍をお祈りしています!


【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-3.5℃
風向・風速:北北東4.0m/s
日の出:3:00
日の入:22:10

【東京都立川市】午前10時
天気:晴れ
気温:9.9℃

2020年1月16日 (木)

1月16日 白瀬矗、南極上陸!

こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

今日1月16日は、南極探検を行った白瀬矗(しらせ のぶ)が
1912年(明治45年)南極大陸に上陸した日です。

Shirase 11歳で北極探検を志し、ずっと北極点踏破を夢見ていた白瀬。
しかし、1909年(明治42年)、白瀬が48歳のときに、アメリカの探検家ピアリーが
前人未踏の北極点踏破を成し遂げたことを知り、大きなショックを受けます。
そして、目標を南極探検に切り替えました。
翌年11月、白瀬隊は木造帆漁船を改造した「開南丸」で品川を出発します。

Img_1603 【南極・北極科学館の展示 開南丸の模型】


しかし、ニュージーランドのウェリントン港に着くまでに70日を要したため、
南半球の南極は夏から秋に移り変わって海氷が厚くなり、上陸を断念しました。
その後、再び南極を目指した白瀬隊は、1912年の今日、南極上陸を果たしました。
そして内陸を進み、1月28日に南緯80度5分に到達。その地を大和雪原(やまとゆきはら)と名付けました。
極地探検を夢見て40年。白瀬矗51歳のことでした。

南極点到達には至りませんでしたが、白瀬隊は全員無事帰還という快挙を成し遂げます。
これには日本中が湧き、盛大な歓迎を受けたそうです。


現在、昭和基地をはじめ、南極に4つの基地のある日本。
第2次世界大戦で敗戦国となった日本が南極観測に参加できたのは、
この白瀬南極探検隊の実績があったからと言っても過言ではありません。

それにしても、この「矗」という字、なかなか読めませんよね。
「直」が3つ。そびえ立つさま、まっすぐなさま、という意味だそうです。
極地探検を夢見てそれを果たした、白瀬の生き様を表しているようです。

 


南極・北極科学館には、小さいですが白瀬矗コーナーもありますよ。
ぜひご覧くださいwink

Img_1602_2

Img_1604

Img_1605 ※展示は主に白瀬の次女 白瀬(井上)武子氏寄贈のもの

【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-0.9℃
風向・風速:西北西16.5m/s
☆白夜56日目

【東京都立川市】午前10時
天気:曇り
気温:8.8℃

2020年1月14日 (火)

1959年1月14日 タロ・ジロの生存確認!

こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

今日、1月14日は「タロ・ジロの日」です。
南極に置き去りにされたカラフト犬のタロとジロの兄弟犬が、
第3次南極地域観測隊によって生存を確認された日なのです!
それは1959年1月14日のことでした。

この南極・北極科学館スタッフブログでもたびたびご紹介してきましたが、
http://science-museum-blog.nipr.ac.jp/blog/2019/10/24/?ref=calendar
http://science-museum-blog.nipr.ac.jp/blog/2018/01/30/?ref=calendar
第1次隊とともに南極に行ったカラフト犬は22頭。

しかし、無事に帰国できたのはわずかです。

第2次隊の越冬断念のため、15頭が置き去りにされてしまったからです。

 Photo       【幻の第2次越冬隊】 提供:極地研アーカイブ室

2nipr274_2 【「宗谷」(左)と「バートン・アイランド号」(右)】       

氷に閉ざされて身動きの取れなくなった南極観測船「宗谷」。

アメリカの砕氷船「バートン・アイランド号」の救援もあり、
第1次越冬隊を無事に収容できたものの、第2次隊の越冬は困難となり、

「なんとか第2次越冬を成功させたい」、
「最悪3人の隊員だけの越冬も可能であり、カラフト犬も多数いるので
このまま準備を進めたい」、
という隊員の訴えは退けられ、犬たちを基地に残したままの無念の帰国となりました。


第2次隊の苦い経験から大改装され、第3次隊を乗せて再び南極を目指した「宗谷」。
大型ヘリコプターも2機搭載できるようになりました。
そして、昭和基地に近づき一番機が飛び立ったとき、搭乗していた隊員の目が
2頭の犬の姿を捉えます。
それが、タロとジロでした。

Photo_2 【タロ・ジロ発見!(右は第3次隊が連れて行ったミヤ)】


基地に残された15頭のうち、鎖につながれたまま死んでいたのは7頭、行方不明は6頭でした。
無人の昭和基地で、タロとジロは何を食べて生き延びたのでしょうか?
基地にあった犬のエサには手がつけられていなかったそうです。

03070 【タロ(左)とジロ(右)※タロはたれ耳、ジロは前足の先が白い


その後、タロとジロはしばらく昭和基地で過ごします。

南極・北極科学館のミュージアムショップ(運営:日本極地研究振興会)を
担当してくださっている村石幸彦さんは、第4次隊のとき
タロ・ジロと一緒に昭和基地で過ごしました。

Photo_3 思い出話を聞くことができますので、姿を見かけたらぜひお声がけくださいhappy01


ジロは数年後に昭和基地で死んでしまいますが、タロは帰国し、
北海道大学植物園で余生を過ごしました。

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   【北大植物園でのタロ】 提供:神田啓史氏

219710804_2 【タロと神田 啓史 極地研究所名誉教授】提供:神田啓史氏

1月14日は「愛と希望と勇気の日」とも呼ばれます。
タロ・ジロ生存のニュースは、世界を愛と希望と勇気の感動で包んだそうです。
国立極地研究所には、置き去りにされた15頭のカラフト犬のブロンズ像もありますよ。
カラフト犬像を見て、愛と希望と勇気を感じてはいかがでしょうか。

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【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:靄
気温:-6.2℃
風向・風速:西北西0.6m/s

☆白夜54日目


【東京都立川市】午前10時
天気:晴れ
気温:6.3℃

2020年1月10日 (金)

今年は子年

こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

1月に入ってもう10日が経ちました。
だいぶお正月気分が抜けたという方も多いのではないでしょうか。
さて、今年2020年は子年ということで…ねずみにまつわるお話を一つ。

カラフト犬が南極に連れていかれた話は有名ですが、実は犬だけでなく、
22匹のハムスターが南極・昭和基地に行っています。

P1070402               提供:村田功氏

それは、第32次南極地域観測隊(1990〜1992年)のときのこと。
生物医学担当の田中正文隊員(当時名古屋大学環境医学研究所助手)が、
日照や気圧、地磁気といった極地の環境が生体リズムに及ぼす影響を研究するため、
ハムスターを昭和基地に持ち込みました。
そして、昭和基地の環境科学棟でケージに入れられ飼育されました。

P1070404

室内の温度、湿度などの基本的な飼育環境は、日本での実験環境と同じに設定し、
明暗条件だけは昭和基地と同じように変化させました。
個別のケージに入れられた4 匹のハムスターには小型センサーを埋め込み、
心電図データと体温を連続して測定するとともにケージに取り付けた
回転輪の回転数、室温、湿度、気圧も5分毎に測定しました。

ハムスターの行動は、日照時間が短くなるとともに減少し、
極夜に入ると行動も散発的になりましたが、
極夜が終わって日照時間が増加すると、行動時間も徐々に通常に戻っていったそうです。

また、ブリザードの襲来などで急激な気圧の変化があると、
ハムスターの行動は不安定になり、回転輪の回転数が倍以上に増加するほか、
噛み合いなどの闘争が非常に多く見られた、とのこと。

やはり日照時間や気圧の変化は、生物の生体リズムに影響を及ぼすのですね。

Jare32jare32_1               提供:藤井理行氏

 

なお、1998年発効の「環境保護に関する南極条約議定書」で、
南極に元々ない「種」を持ち込んではならないことになっています。
第32次隊のときも、特別な許可を取ってハムスターを連れて行ったそうです。


十二支の1番目のねずみ。子だくさんのねずみは繁栄の象徴だそうです。
今年はオリンピックもありますし、繁栄の年になりますように!

【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:くもり
気温:-0.3℃
風向・風速:南南東2.9m/s
☆白夜50日目

【東京都立川市】午前10時
天気:晴れ
気温:6.5℃

2019年11月28日 (木)

第61次南極地域観測隊出発!

こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

昨日、第61次南極地域観測隊が成田空港を出発しました!
飛行機でオーストラリアのべリスベン経由でパースに向かい、
さらに南極観測船「しらせ」が停泊しているフリーマントルまで行きます。
(しらせは11月12日に日本を出港し、先にフリーマントルに到着しています。)

第61次隊の活動は、極地研究所HPの「南極観測」で詳しくご紹介していますよ!https://www.nipr.ac.jp/jare/activity/


昨日の出発の様子は、観測隊ブログをぜひご覧くださいconfident

本隊 出発の日 
第61次観測隊(本隊)成田空港から出発 


さて、第61次観測隊には、我らが広報室(南極・北極科学館は
極地研広報室で運営しています)の寺村たから隊員が、
情報発信担当で参加していますsign03

Img_1094  南極・北極科学館の体験コーナーで先日撮影

ブログや公式SNSで、観測隊の仕事をレポートしてくれますよ!
ぜひSNSのフォローをお願いしますwinkshine
Twitter @kyokuchiken
Instagram @nipr_japan


南極・北極科学館でも、第61次隊の活動を紹介しています。
HPでは、月替わりで隊員のインタビュー記事をご紹介しますので、
こちらもぜひご覧くださいshine

https://www.nipr.ac.jp/science-museum/interview/

昭和基地に到着するのはまだまだ先です。

隊員の皆さん、長い船旅お気をつけて!


【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:

☆白夜7日目

【東京都立川市】午前10時
天気:曇り
気温:11℃

2019年11月26日 (火)

白夜の昭和基地

こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

南極・昭和基地が「白夜(びゃくや)」に突入しました!
南極圏(南緯約66.5度から南)や北極圏(北緯約66.5度から北)では
太陽が沈まない時期があります。これを白夜といいます。
反対に、一日中太陽がのぼらない時期もあります。
これは「極夜(きょくや)」といいます。

白夜も極夜も、南極圏と北極圏だけに見られる現象です。
緯度によって期間は異なり、北極点と南極点では、白夜極夜はともに半年ずつ。
日本でも、夏の間は日が長くなり、冬は日が短くなりますが…
太陽がずっと出っぱなしだったり、一日中ずっと太陽が出なかったり…
ということはありません。
日本はちょうど良い位置にありますね。


白夜も極夜も、地球の地軸が傾いた状態で太陽の周りを回っているため起きます。
傾いているため、太陽が一日中当たる時期と当たらない時期ができるのです。

K01222m

こちらは、白夜の昭和基地で1時間ごとに撮影した太陽です。
南極の夏の間、太陽は夜中になっても地平線に近づくだけで沈むことはありません。
昭和基地のある南緯69度では、約50日間白夜が続きます。

白夜が始まったら、本格的な南極の夏。
昭和基地では、次の隊を迎え入れるため、準備に取り掛かります。
第61隊の出発ももうすぐですsign03


昭和基地NOW!!もぜひご覧ください↓

https://www.nipr.ac.jp/jare/now/back56/20151121.html

https://www.nipr.ac.jp/jare/now/back57/20161208.html

【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ

白夜5日目


【東京都立川市】午前10時
天気:曇り
気温:7.5℃

2019年11月 8日 (金)

11月8日 第1次南極地域観測隊出発!

こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

今日は立冬。暦の上では冬ですね。
北日本は気温がぐっと下がるとのこと。
こちらでも冬の訪れを感じる日が多くなるかもしれません。

さて、今日11月8日は、第1次南極地域観測隊が出発した日です。
この日から、日本の南極観測隊は始まりました。

1956年(昭和31年)11月8日、隊員53人を乗せた
観測船「宗谷」が東京晴海港を出航しました。

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01001

3s 翌1957年1月29日、永田武隊長以下全員がそろって
南極大陸から約4kmのところにある東オングル島に上陸し、
その地に昭和基地を開設することを決定しました。

Photo

日本が南極観測に参加することが決まったのは、1955年(昭和30年)のことです。
まだ戦争の爪痕が残る中、敗戦国で唯一の参加でした。
日本の南極観測の参加を、国民は熱狂的に歓迎したそうです。
しかし、次の年にはもう観測隊を派遣しなければならない…
短期間での基地開設の準備は本当に大変だったでしょうね。

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第1次隊で忘れてはならないのが…ソリを運ぶ役目を担ったカラフト犬たち。

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Photo_3

Photo_4 22頭のカラフト犬が、第1次隊と共に南極に向かいました。

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そして猫のたけし。

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0108014隊員さんたちの癒しだったようです。

 写真提供:極地研究所アーカイブ室


第1次隊の昭和基地開設があったからこそ、60年以上日本の南極観測が続いています。
第61次隊の出発も間もなくです!


現在、南極・北極科学館では、初期の観測隊についての展示を行っています。
来週には展示を変更する予定ですので、お早目にご覧くださいconfident

なお、明日11月9日、南極・北極科学館は、立川スタンプラリー
スタンプ会場となります!
スタンプラリーもぜひご参加くださいmaple

【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-12.2℃
風向・風速:北北東2.9m/s
日の出:2:26
日の入:21:43

【東京都立川市】午前10時
天気:晴れ
気温:14.3℃

2019年11月 7日 (木)

教員南極派遣プログラム

こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。
研究所の周りの木々も、だいぶ色づいてきました。
お天気も良いですし、紅葉狩りに出かけたいところです。
日暮れも早くなり、南極・北極科学館が閉館する17:00には辺りは暗くなっています。
ライトアップされたシンボルツリーがきれいですよ。

20191106_173241_1 昨日はちょうど木の真上にきれいな月が見えました。
11月4日(月)が上弦だったので、昨日の月は
ちょっとふっくらした半分の月でしたmoon2

冬を迎える日本とは逆に、南極は夏に向かっています。
今月下旬には、昭和基地は白夜を迎えますよ。

日本の秋が深まる毎年この時期に、南極地域観測隊は出発します。
第61次隊の出発まであとわずか。
隊員の皆さんは準備を進めているとこでしょうか。

ところで、現在、2020年11月出発予定の
第62次隊の教員南極派遣プログラムの派遣教員を募集中です!

教員派遣プログラムとは…
第51次隊(2009~2011年)より、全国の小中学校・高等学校の教員が、
南極観測隊に同行し、昭和基地との中継で授業を行ったり、
帰国後に講演を行ったりして、南極観測の意義や魅力を
こどもたちに伝えていくものです。
このプログラムは、極地研究所、公益財団法人日本極地研究振興会が主催し、
文部科学省(南極地域観測統合推進本部事務局)と連携して実施します。

詳しくは、こちらをご覧ください↓

https://www.nipr.ac.jp/info/2020-kyouinhaken/

教員南極派遣プラグラムのホームページもぜひご覧くださいsign01https://sites.google.com/view/nipr-haken

南極に興味をお持ちの先生方のご応募をおまちしております!


【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-12.4℃
風向・風速:北東0.6m/s
日の出:2:32
日の入:21:38

【東京都立川市】午前10時
天気:晴れ
気温:15.0℃

2019年10月29日 (火)

ヌアスムグリ・アリマス特任研究員が「日本雪氷学会賞(平田賞)」を、青木輝夫特任教授が「日本雪氷学会賞(論文賞)」を受賞

こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。


極地研究所気水圏研究グループのヌアスムグリ・アリマス特任研究員が、
「2019年度日本雪氷学会賞(平田賞)」を受賞しました!

「平田賞」は、雪氷学の研究に顕著な成果をあげ、
今後の発展を奨励することが適当と考えられる正会員に贈られる賞です。
アリマスさんは、
「マイクロ波を用いた北極・南極における雪氷融解の検出研究」について
高い評価を受け、「平田賞」に選ばれました。


南極・北極科学館でもお世話になっているアリマスさんshine
ちょうど2年前の2017年10月27日(金)に、
「北極・南極の雪はいつ融ける?
―南極大陸での雪上車観測とアラスカでの飛行機観測から―」
というタイトルで、サイエンスカフェを担当してくださいました。

P1070107  第58次観測隊として南極に行かれたアリマスさん。
南極での観測内容や体験談はもちろん、ご出身の新疆ウイグル自治区の
ご紹介も非常に興味深かったです。
天山山脈の美しさには息を呑みましたeye

この日は民族衣装のステキな帽子を被ってお話をしてくださいました。

P1070114

詳しくはこちら

また、国際北極環境研究センターの青木輝夫特任教授が共著者となっている論文が
「2019年度日本雪氷学会賞(論文賞)を受賞しました。
「論文賞」は雪氷学の発展に貴重な貢献となる論文の著者である正会員に贈られる賞です。

この度の受賞、おめでとうございます!!
詳しくは、こちらをご覧ください↓

https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20191021.html

【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:曇り
気温:-4.8℃
風向・風速:東北東9m/s
日の出:3:20
日の入:20:54

【東京都立川市】午前10時
天気:雨
気温:15℃

2019年10月23日 (水)

サイエンスカフェを開催しました!

こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

先週土曜日(10/19)にサイエンスカフェを開催しました!

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講師は、極地研究所生物圏研究グループの自見 直人(じみ なおと)さん。

Img_0317 今年度極地研究所に入られたばかりの若手研究者です。

海洋生物の新種の探索・進化をメインに研究をされており、
今回は「新種ってどうやって見つけるの?」というテーマで
お話をしていただきました!

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まずは「分類学」について。

分類学、と聞くと、難しい学問のように思ってしまいますが…
「まずは名前をつけて同じ特徴を持つもの同士でグループを作る」、
「細分化することによって、ものの分類がわかりやすくなる!」
ということなのだそうです。

普段の私たちの生活でも、分類学が活きています。
例えばスーパーでお茶を購入する際に、スムーズにお茶のコーナーに行けて、
自分の飲みたいお茶の種類を選べるのは頭の中で「分類」しているから。

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そして、生物の名前「学名」のお話。
全世界で一つの種の共通認識を共有できるようにするため、
生物の種名は、ラテン語で属と種の2つの名前で明記するとのこと。

ラテン語なのは、もう使われていない言語のため変化しないからなのだとか。
学名ってなんだか難しいなーと思っていましたが、お話を聞いて納得!

続いて海洋生物について。
多毛類(ゴカイ)の分類学的研究を中心に研究をしている自見さん。
標本も持って来てくださいました!

Img_0324

Img_0322 触ってもOKとのことだったので、触ってみましたが(ひえーcoldsweats02sweat01)…。

Img_0321会場にはなんとも言えない一体感が…
参加された皆さんは興味津々eye&和気藹々happy01でした!

多毛類は多くの種類があり、北極~南極、陸・淡水・海どこにでもいて
新種も見つけやすいそうです。
では、どのような手続きを踏めば新種になるのか?についても
詳しくお話をしていただきました。

Img_0314

Img_0334これまでに自見さんは20種類以上の新種を発表してきたそうです。
 

こちらの記事もぜひご覧ください↓

https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20170121.html

いつもとは一味違った今回のサイエンスカフェ。
「生物分野の基礎的な研究がどういうものか知ることができてよかった」
「若手研究者の方の熱意やワクワク感が強く伝わってとても楽しめた」
「実物に触ることができるのは、すばらしい試み」等、
参加者の皆さんからうれしい感想をたくさんいただきました。
ご参加ありがとうございましたsign03


次回のサイエンスカフェは、11月16日(土)です。
ご来場をお待ちしております!!


【南極・昭和基地】午前4時(日本時間:午前10時)
天気:晴れ
気温:-11.4℃
風向・風速:北北東1.0m/s
日の出:3:48
日の入:20:23

【東京都立川市】午前10時
天気:晴れ
気温:17.8℃

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南極・北極科学館

こんにちは! 東京都立川市にある 国立極地研究所 南極・北極科学館のスタッフブログです。 南極・北極科学館は、南極や北極の研究・観測の情報発信拠点として2010年にオープンしました。 詳しくは、ホームページをご覧ください。